魅了された王国

正式国名はプータン王国(kingdom of Bhutan)
もともとインド人がチベット人を指して呼んでいた言葉に出来するが現在,ブータンという国名は特定の国を指す言葉として世界に定着。ブータン人自身の言葉による国名は、「ドゥク・ユル(Druk Yul)」だ。「仏教ドゥク派の国」という意味。ドゥクとは、雷龍という意味。

人口は約70万人。国土の面積は九州くらいで、8割以上が山岳地帯の小さな国。(標高3,0 0 0m~ 4, 000m程度は山とはいわず丘というらしい。とすれば日本で一番高い富士山でさえ丘ということになる)険しい山岳と急峻な渓谷によつて分断され,谷ごと,村ごとで言葉が違うといわれるほど多様で複雑な文化をもっている。

首都テインプーと唯一の国際空港であるパロ空港は、西部プータンにあり,ここは政治・経済の中心となつている。ブータンは、北緯26度と沖縄と同じ緯度だが, 2, 000mを越える標高のため気温や四季の変化は長野県に近い。雨期は5~ 9月,乾期は10~ 4月。言語はチベット=ビルマ語系のゾンカが国語とされており,行政、裁判などで用いられている。共通語として英語が広く使用されており,子供たちは英語が得意である。

元首は2008年11月に戴冠式を行つた現王朝の五代国王ジグメ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王である。 五代国王夫妻は, 2013年に発生した東日本大震災の時に来目された。その時に優しく微実まれている姿に日本中が大フィーバーしたことは記憶に新しい。お二人には2016年の春に王子が誕生さ国民は大喜びされたとのこと。

ブータンの人々の主たる目標が幸福であることは、驚くことではない。ブータン政府が全国民に命じていることさえ、全国民の幸せである。これは経済の発展"大部分の人類のゴール"は、真のゴールである幸せの一つの手段でしかない。

正式名称    (和文)ブータン王国 (英文)Kingdom of Bhutan
政体       立憲君主制
元首       ジグメ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク5代国王
首都       ティンプー
面積       3万8394平方km
森林率      国土の72.5%
人口       約68万人(2009年 ブータン資料
言語       公用語:ゾン語(ゾンカ語)
国教       ブータン仏教(密教、チベット仏教ドゥク派)
在留日本人    117人(2011年10月3日現在)
気候       北部は山岳性気候、首都ティンプーのある中部は内陸性、南部は亜熱帯性気候に属する。首都ティンプーは長野県の気候に近く、日本の6~8月が雨季、9月~5月が乾季。
日本との時差   マイナス3時間
国番号      975
国家の木     糸杉(Cypress)
国鳥       ワタリガラス
国技       アーチェリー
国家の動物    ターキン
植物       植物5,500種、薬用植物300種、ツツジ類50種、ラン600種
国民の日     12月17日
電気       220 / 240ボルト
通貨       ニュルタム Ngultrum [Nu](インドルピーと等価) ※1ニュルタム約1.5円(2016年7月現在)
国立公園と保護区 ブラック・マウンテン国立公園、Phipsoo自然保護区、Thrumshingla国立公園、Kulong Chhu自然保護区、Sakteng自然保護区、Khaling自然保護区、Toorsa自然保護区、Jigme Dorji国立公園、マナ国立公園

国 旗

ブータン国旗は斜めに2つの部分に分かれてた長方形です。上の黄色は国王の世俗的権威を表しています。下のサフランオレンジは、カギュー派の宗教的修行と精神力を表しています。真ん中に描かれている宝石を爪で掴んでいる龍は国名を表し龍の身体の純白は多言語、多民族からなる国民の国家に対する忠義心を表現しています。

ブータン略史

9世紀北方から到来したチベット人がヒマラヤの先住民と融合。17世紀ラマ教の高僧ガワン・ナムゲルが元国王に相当する地域での聖俗界の実験を把握。

  • 1865年 イギリスと衝突、興和条約により南部のドゥアル地方がイギリス領となる。
    1907年 現王朝の初代国王が即位。
  • 1910年 イギリスとの間にプナカ条約を調印し、関係を強める。
  • 1947年 インド独立とともに、独立国として認定される。
  • 1972年 国連加盟
  • 1974年 国王ジグメ・シンゲ・ウォンチュック戴冠
  • 2008年 11月ジグメ・ケサル・ナムキャル・ワンチュック国王戴冠
  • 2008年 民主化を目指してにニ院制議会を設立し、立憲君主制をとっている。